第17章 焼き
コッコッコッ
パサッ··
(あの子は怖いって確かに太宰さんの右目は包帯されてるからかな?)
ドサッ
「とりあえずちょっとだけ仮眠···」
ーーーー····
「うっ··うーん···」
私の上に何やら重みがある
(重いような軽い···あっふわふわする)
パチッ
「··太宰さん」
「すーー····」
(いつの間に来たんだろ、時間的にはまだ余裕ある)
なで
「おやすみ、治」
◆◆◆
天音が出た後に森さんの気配を感じた。
森さんの気配が天音と話してる。
僕の所からいなくなるの?
そう考えたら体が動いて部屋に向かっていた