第15章 ゆらよら
ちらっ
「·····」
でも
「すぅ···すぅ···」
(安心したのかな?)
この子が鬼で安心する寝床が欲しいなら
なで··なで···
「おやすみなさい··治」
私は寄り添う。
ーーーーーー·····
「最近の天音なんだか嬉しそうね」
びくすっ
「えっ!?、そうですか?」
「何だか、ぎゅ~ってしたくなる」
なで
「首領には内緒ですね」
「そうね、リンタロウには内緒よ」
じーー。
(実は聞こえてるんだよね~~あ~~エリスちゃん可愛いな~~~)
「····森さん」
「あっ太宰くん。どうしたのかな?」
「任務終わった」
「お疲れ様太宰くん」
「何を見ていたの」
「エリスちゃんが天音くんに抱きついていたんだよ~~~」