第10章 ゆびきり
そこから更に年月が過ぎた
私は今もマフィアにいる
ただそこにいないのは太宰さん
ガチャ
「首領。書類確認お願いします」
「うん。」
「失礼しますね」
「ねぇ」
「はい」
コッコッ···。
すっ
「まだ、寂しい?」
ピクッ
「い··いいえ。首領がいますから」
「····今日の夜ね」
「はい」
パタン
コッコッ
(太宰さん、ごめんなさい)
私の約束は、叶いそうにありません
でもいいんです。
「ストックの花言葉は···」
ーーーーー·····
チャリッ
「あれ?太宰さんってネックレス付けていたんですね」
「そうだよ。これは、なんでもなーい」
『見つめる未来』
❦ℯꫛᎴ❧