第8章 ごはん
がさっ
「これどうぞ先生」
「これって」
「明日の朝ごはんですよ!言ったじゃないですか。先生には家もある··家事などはゆっくり教えますからね」
渡された紙袋からはあたたかさがある
あの夢と同じ
「あっ···あ〜天音くんが私の家に住めば楽なのにな~~!」
ひょい
「今何か言ったかい?」
「澁澤先生。落ち着きましょうよ···(汗)太宰先生もあまりからかったらいけませんよ!」
「ちぇ~~···でもこれだけはいいかな?」
ドアを開けた太宰先生は私に近づき
「····ーーーー」
「···っ(今)」
「またね!」
パタン
「何かされたのかい?」
「い。いえ···おやすみなさいって言われました···」