第8章 「幸せな一日を」上杉謙信 《BD小説》
今日は謙信様の誕生日。
どうやら佐助くんが主催で誕生日パーティを開くらしい。
誕生日パーティは四年前に佐助くんが来てから、
毎年のように開いていたらしい。
初めに佐助くんから誕生日パーティを開くことを言った時、
皆呆然と不思議そうにしていたらしい。
けど流石に四年間も続けると慣れたらしい。
私自身は謙信様の誕生日を祝うこと自体初めてで、
楽しみではあるのだが、
謙信様の誕生日が来る少し前から、
新しい羽織と着物をプレゼントしようと思って、
謙信様に隠れて仕事の合間に時間を見つけては縫っていた。