• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第10章 かくれんぼ


そんな私の様子に国広くんと光忠が心配して、外出時には必ず護衛が必要なこともあり良く一緒にドライブしに行った。二振りとも車に物凄くビックリして、子供のようにはしゃいでいたっけ。

それに…
心配掛けたくなくて部屋でこっそり泣いていたのに、全部分かっているような顔されちゃって、この二振りには本当に適わない。


「国広くんと光忠と行ったのが懐かしいね。あの頃は本当に光忠達に救われてたんだよ…」

「ふふ、力になれて嬉しいよ。あの頃は刀剣もまだ少なかったし行きやすかったよね」

「また一緒に行きたいね」

「僕も車に乗るの好きだからね、いつでも付き合うよ!」

「うん!ありがとう」


それから他愛もない話をしながらゆっくりお茶をして、大倶利伽羅さんへのずんだ餅と皆のお土産としてみたらし団子を沢山買って、本丸に帰った。

執務室で、さてこれをどーやって渡そうかと大倶利伽羅さんに買ったずんだ餅とにらめっこしていると


「あるじさま、かくれんぼしましょう!」

「あるじさん帰ってくるの待ってたんだよー」


今剣ちゃんと乱ちゃんが執務室に入ってきた。今剣ちゃんは「おそかったですね!ずっとまっていたのですよ!」と少し頬をぷうっと膨らませて腰に手を当てている。怒っている姿も可愛い。

「遅くなっちゃってごめんね」と二人に謝り一緒に広間に向かった。ずんだ餅はかくれんぼが終わってから渡そう。


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp