第33章 幸せな痛み

滑らかで柔らかい素肌に…
その素肌に色付く刻印に…
普段見せることのない淫らな姿に…


俺の理性がどんどん奪われ、欲望が大きく膨らんでいく。


彼女の下着を脱がせると、蜜口と下着が透明な糸で繋がれた。その甘美な光景に息を呑み、性急に自身の着ているものを脱ぎ捨てていると彼女から熱い視線を感じる。

その熱い視線に必然と口角が持ち上がるが、懲りずに身体を隠していることに少しムッとし、浴衣を無遠慮に取り払った。


「ひやぁっ」

「…隠すな」


そのまま口を塞ぎ舌を絡ませる。
彼女が口付けに意識が逸れている隙に再び蜜口を愛撫し、解すために自身の指をゆっくり沈ませていった。

当たり前だがすごくきつい。


「…痛いか」

「きっ、きもち、いっ」


彼女の言葉に安堵し、馴染ませてから傷付けないように注意を払いつつゆっくりと動かす。

蜜口は濡れそぼってはいるがまだ硬く閉ざされている。指の動きに強弱をつけると同時に小さな突起を責めたてた。

指を動かす度にねちゃねちゃといやらしい音が鳴り響き、彼女が指の動きに合わせてびくびく反応する。