刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第33章 幸せな痛み
「や、まってっ…あ、いっやっぁあんっ…んんっっ」
程なくしていいようのない快感に襲われた。
体が浮遊感に襲われ思考が停止する。お腹の奥がひたすら熱くて、キュウッと彼の指を締め付けて、トロリと蜜が溢れ出る。
「…気をやったか」
「はあっはあ…はっ、あっ……ッ」
大倶利伽羅さんが愛おしそうに見下ろしている。
強烈な快感に呼吸も乱れ、大倶利伽羅さんの言葉に何も返せずにいたら間髪いれずに指を増やされて、ぐちゅぐちゅ、と中を拡げるように掻き回され、思わず腰が跳ねた。
「んぁ…っっ!あぁっ」
「…せまい、な…」
「やぁっ、だ…めっ…だめっ」
「駄目じゃない…解さないとあんたが辛いだけだ」
大倶利伽羅さんの指が私の恥ずかしい所に沈み込み、快楽を刻み込んで行く。
暫く慣らされて更に指が増え、いつの間にか三本になった途端、ピリリと痛みが走った。
突然の痛みに、これからもっと大きいのを受け入れることが出来るのか、と急に不安になってしまう。
「から…ちゃ」
不安を隠しきれず彼の名前を呼んだら、その不安を打ち消すように「大丈夫だ」と落ち着いた声で返された。