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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第28章 お祝いの宴


「主?大丈夫ですか?今日はお休みで近侍も待機しておりませんので心配になりまして…」

「だ、大丈夫!でも、まだ眠たくてっ、昨日遅かったしもう少し寝かせて欲しいです、ごめんなさい」

「あ、そうですね、気が付きませんで失礼しましたっ、では暫く人払いしておきますので、ごゆっくりと体をお休め下さい」


長谷部が去っていく音がして胸を撫で下ろした。
大倶利伽羅さんはまだすやすや寝ている。可愛い…長谷部に見られなくて良かった。


その無防備な寝顔を眺めていたら、想いが溢れてきてしまってそーっと、ちゅ、ちゅ、とほっぺにキスを落とした。

そのまま大倶利伽羅さんの横で幸せな気分に浸っていたらいつの間にか眠ってしまった。




その後、なにやら心地よい感じがして目が覚めた。ぼんやりした視界に綺麗な顔が映る。大倶利伽羅さんがゆっくり頭を撫でてくれていた。


「…起きたか」

「お、おは…」


おはようと言おうとした瞬間、昨晩の事が思い出され、途端に顔に熱が集まる。私、私、昨晩大倶利伽羅さんが欲しいって言った…
それに好きを連発して…


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