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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第24章 万屋デート


突然のことに驚いていたら、大倶利伽羅さんはもうゲートに向かって歩き始めている。

貞ちゃんが気を利かせてくれた?
確かにバレンタイン以来、この一ヶ月近く大倶利伽羅さんと一緒に過ごす時間が全然なくて寂しかった!!

ごく稀に人がいない廊下ですれ違った時に、手をぐいっと引っ張られて、隠れてちゅっちゅってされた事はあったはあったけど…

「主!久しぶりに伽羅と楽しんでこいよっ」なんて言いながら、ウインクをしている貞ちゃんの姿が頭に浮かんだ。

貞ちゃんってば!なんて気の利く子なのっありがとう!!と心の中で叫びながら、大倶利伽羅さんの背中を急いで追いかける。

ゲートで審神者会議が行われる施設に転送した。

大倶利伽羅さんと審神者会議に来るのはあの体調不良だった時以来だ。それ以降は、大倶利伽羅さんが近侍の時には審神者会議が被らなかったし、凄く久しぶりな感じ…。

あの時は、手を繋いでくれて、おんぶもしてくれて…
私が大倶利伽羅さんを意識するようになったのもそれがきっかけでもあり…。懐かしいなぁ。

政府施設に到着し、いつものように受付を済ませて、大倶利伽羅さんと別れて会議室に入った。

会議室に入ると、前に懇親会でガラの悪い審神者二人組から庇ってくれて連絡先を渡された、あの審神者さんがいた。

良かったら連絡欲しいと言われていたのを思い出し、なんとなく気まずさを感じる…


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