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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第22章 御手杵は見た!!


投豆兵は壊れやすい。出陣する部隊は練度の高い刀剣ばかりだから大事には至らないが、軽傷を負って帰還する事が度々だった…
私の体調も万全にしておき、その時の手入れを迅速に出来るようにしておかなければならない。

この後長谷部率いる第一部隊を見送った。
大倶利伽羅さんも一緒に出陣して行った。
不安で押し潰されそうな日々が続いている。

数時間後、第一部隊が帰還した。

隊長である長谷部が軽傷だった。
やはり投豆兵を装備していたせいか…。急いで手入れ部屋に向かった。


「長谷部、ごめんね。もう投豆兵装備するのやめよう」

「主…俺は平気ですが」

「怪我が続いてる…投豆兵装備した方が有利だけど、通常の装備でも本陣叩けるし、任務も大体は達成してるしもう十分だよ」

「主がそう仰るなら俺は従うまでです」


長谷部の手入れが終り、手入れ部屋で少し休養してもらった後長谷部が執務室にやって来た。


「主、失礼します」

「長谷部、もう大丈夫なの?出陣の報告かな?」

「はい、今日までの出陣で福豆もかなり溜まったので、豆まきしてはどうかと…」

「わあ!それは嬉しい!」


その後、短刀ちゃん達も集まり皆で豆まきを行った。
御手杵は、ずおばみコンビに標的にされてイテテ…と言いながら、逃げてるけど背が大きいのですぐぶつけられている。

大倶利伽羅さんは、豆まきなんか不要だろ、と言いながらもひとつまみ投げてくれた。

長谷部は一仕事終えました!と言わんばかりのどや顔である。

この後光忠と歌仙と堀川くんがきなこ餅を作っている所に合流し、お餅作りを手伝った後、皆で食べて至福の時間を過ごした。


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