刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第50章 甘い夜
大倶利伽羅さんの口付けは巧みで、私の全部をふやかす方法をよくわかっている。
口の中を奪われるたび、背筋まで熱が落ちていくようで思考なんてもう追いつかなかった。
「んっ、………ぁ…」
息が苦しいのに、離れたくない。
唇を深く押し込まれるたび、胸の奥がじんと熱くなって、自分の呼吸がどんどん大倶利伽羅さんに奪われていくのがわかる。
口付けの最中、大倶利伽羅さんの大きな手が胸に触れ、包むようにやんわり揉まれた。触ってほしくてずっと待ち望んでいたから少し触れるだけでいつもより感じてしまう。
その途端密着していた唇が離れ、驚いたように大倶利伽羅さんが口を開く。
「っ、あんた…下着つけてないのか」
「え、…うん…上だけ付けてない……でも下は付けてるよ…?」
「寝るときも付けたままのあんたがか……」
「っ、だ、だって……」
「期待していたのか」
いつもなら恥ずかしさが勝って否定するところだが、今夜はお酒を飲んだ勢いと、シーちゃんの一件があったこともあり、素直に口が動く。
「うん…伽羅ちゃんとシたかったから……付けなかったの…」
「……ッ……珍しいな…あんたがそんな事いうのは…酒の力か」
「そう、かも……」