刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
絶頂で体に力が入らず、だらりとした体は人形のように大倶利伽羅さんになされるがままになっている。
「っん……」
私の体に伸し掛かってきた大倶利伽羅さんが唇を重ねてきて、舌を絡めながらまた私のナカに入ってくる。
「ん…ふ……ぁっ…」
「は……、……はぁ」
卑猥な音を立てながら抜き差しされて、重く甘ったるい快感が体を突き抜ける。頭の芯からじんじんと痺れて何も考えられなくなって、大倶利伽羅さんに何もかも奪われてしまう。
いつも私を助けてくれる大倶利伽羅さんに恩返しをしたくて…
彼を悦ばせたくて…
彼の余裕のない顔を見たくて…
私に夢中になって欲しくて…
そんな色んな想いで挑んだ夜戦だったけど、やっぱり大倶利伽羅さんには適わなかった。いつも私ばっかりが翻弄されて乱される。
結局は……私が大倶利伽羅さんにどれだけ惚れているかを思い知らされるだけなんだ、…とそう思ったのに。
「惚れた女に誘惑されて、俺が平気でいられると思ったか。あんたが思う以上に俺は、あんたに惚れている」
いつになく真剣な表情でそう言われて、危うく天に召されそうになった。
寡黙な彼の言葉は破壊力が物凄い…
勇気を出した甲斐があった。
鶴丸の言うことは間違っていなかったんだ、そう思ったけど、彼のたった一言で、少しの微笑みを向けられただけでいとも簡単に胸を撃ち抜かれてしまう私は…
やっぱり大倶利伽羅さんには一生敵わないんだ…と思う。