刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
ようやく全部入ったところで、大倶利伽羅さんははあ、と色っぽい息を吐き、布団にその身を預けた。
仰向けになって私を見上げている彼は、どこか楽しそうに、からかうように緩めた瞳で私を見つめ「好きに動け…」と言う。
さっきまでは胸に顔を埋められていたのに、今はじっと私の行動に注目されている。
恥ずかしい。
視線を逸らしたところで彼の色気が駄々洩れている腹筋や首筋、鎖骨に目がいって困ってしまう。
大倶利伽羅さんの相変わらず余裕そうな表情が面白くなくて、その表情が余裕を無くし快楽に歪むのを見たさに、恥ずかしいのを堪えてゆるゆると腰を動かす。彼のがナカで擦れることにより腰に甘い快感が走った。
「あ……ん……」
ぎこちないながらも大倶利伽羅さんの引き締まったお腹に手を置き腰を上下に動かす。だけどまだ恥ずかしさが勝っていて積極的に動けない。自分の良いところがどこなのかもよくわからない。
探るように腰を少し浮かしながら、角度を変えたり試行錯誤していると、痺れを切らしたのか大倶利伽羅さんが私の腰を掴み思い切り下から突き上げた。
「ひぁっ!、ああぁッ…!!」
「は、…限界だ」
「ん……ひっ、…ぁッ、あ!」
急な揺さぶりに上手く声が出せない。