第44章 続・魅惑のランジェリー

単なる飾りのリボンだと思っていたそれが、するすると解かれていく様を、あ、こんなとこ解けるんだ、と他人事のように関心しながら見つめる。

簡単に最後まで解かれると、胸の先端を覆っていた布地がぱっかりと開かれ、ぽろんと乳房が零れ落ち乳首が丸見えの状態に。

驚いて彼に覆い被さっていた体をガバリと起こした。

すると、大俱利伽羅さんは素早く身を起こし、既に立ち上がってしまっている胸の先端に、ふ、と息を吹きかけてくる。


「っ…！」

「…硬くなってるぞ」

「やだ…、伽羅ちゃんの…えっち……」

「こんな下着身に付けておきながらどの口が言うんだ」

「っちが…」


向かい合い、吐息が感じられるほど近くなった距離に動揺し、更にはまるで知っていて選んだんだろうというような口ぶりに、恥ずかしさでこの場から逃げ出したくなる。

まさか、こんなからくりがあったなんて知らなかった…

慌てて腕をクロスさせて見えてしまっている乳首を掌で隠しながらどこに視線をやればいいのか目線を彷徨わせていると、大倶利伽羅さんが徐に私の手を掴みあげ、がぶりと乳首を口に含んだ。


「あっ……は…っ」


深く咥えられながら熱い舌でころころと転がされ、身悶えている間にもう片方のカップのリボンもするりと解かれる。