第34章 ※目撃と選択と、三人と行為と
彼の長い指が、ゆっくりと私の割れ目を這う。
『っっ、』
それだけで、強すぎる快感が私を襲う。もはや、濡れすぎていて恥ずかしいなどと思える余裕はとうに無くなっていた。
「…っ、嬉しい。エリ、気持ち良くなってくれてるんだね」
彼の指が、ゆるゆると割れ目を行ったり来たり
した。
『ぅ、あ、はたけさ、さんっ』
私は懸命に彼の背中に腕を回してしがみ付いた。
「ん、」
私が名前を呼ぶと、彼は返事をしてくれる。そして…ゆっくりと。その中指の腹で私の最も敏感な核を撫ぜる。
あ、ヤバイ。と思った時には遅かった。
『あ、っあっ///駄目、はたけさ、んっ、〜〜〜っぅんっ!あ!』
「!!」
クリトリスをひと撫でされただけで、私は簡単に達してしまったのだ。
『っは、…は、はぁ』
乱れた息を整えるだけで、今の私は精一杯だ。
「エリ、イク時はちゃんと教えてくれないと。顔、見逃しちゃったよ」
と、彼が呟いた瞬間。今度は中に指が入ってくる。
『っ、待っ!まだっイッ』
まだ達した時の余韻が残っているにも関わらず、彼は私の秘部へと指を差し入れる。
自分で触れなくても分かる。もうぐちゃぐちゃになってしまっているのが。
「…凄い、熱い。それに、まだ中…震えてるね」
達したばかりなので、当然なのであるが。カカシは嬉しそうに言うと、指を二本に増やして私の中を弄ぶ。
『ぅ、///あ、っん、』
彼の指が中で動く度に、声が漏れてしまう。
「腰、揺れてる。気持ち良い?」
『…は、い///』
もはや、私の頭は機能が停止していた。もう聞かれた事を、素直に答えるだけになっていた。
下から、ぐちゃぐちゃという水音が響く。今頃、彼の綺麗な指を私の愛液でしとどに汚しているのだろう。
彼は、しばらく私の中を掻き回した後。ゆっくりとその指を抜いた。
「…ごめん、そろそろ俺も限界」
『…あ、』
私はぼーっとした頭で、自分だけいっぱいたくさん、気持ち良くしてもらっていたのだと気が付いた。
私に何が出来るか考える。しかし、答えが出る前にカカシは自分で行動に移した。