第12章 押してダメなら引いてみる
そう言って私がタコの頭を掴み、引っ張る。
だが、一向に離そうとしない。
(…しぶといなぁ)私は引っ張る。
「オイオイオイ、引っ張るな…俺のも引っ張られている。ちぎれそうだ…」とリヴァイは言う。
すると、エルヴィンが吹いた。
「ふっ…すまない。このタコは強欲なんだな…女性が羨むよ…」
(…何言ってるんですか、団長…)私は二人の会話を無視してタコを引っ張る。
そして、ポンッとタコが取れた。
「あ!兵長、取れましたよ!ほらっ…ってうぇ!?何!?」私はリヴァイの股間からタコを取った。
だが、次の瞬間、私の顔に黒い液体がかけられた。
「え!?なになに?黒い何かがびちゃってきた!?」びっくりした。
すると、二ファが「あちゃー…墨かけられたね…。タコ怒っちゃったのかね…。そのままにすると臭くなるよ、おにょ。だから布巾で拭けば。」と言って布巾を渡してくれた。
私は顔にかけられた墨を拭いていく。
「…うわー、最悪…この服新しいのに…。
団長なんですか?(…なんでそんなにまじまじ見るんですか?そんなに墨がかかった私の顔が憎いですか?)」エルヴィンがじっとこちらを見つめてきた。
「ヴゥン…いや、なんでもない」と、エルヴィンは咳払いをしてバケツを調理場に持っていった。
…
(エルヴィンside)
「エルヴィンさんとリヴァイさんも今日は釣りをしましょうね!」
と二ファが言う。
「ああ。」私とリヴァイはそう答えた。
「私は手洗いに行ってくる。」と私が言うと、リヴァイが
「…俺も行く。」と言った。
どうした。リヴァイもトイレに行くとは…珍しいな。
2人はトイレに向かう。
…
すると、リヴァイが突然
「エルヴィン、お前おにょに何した。
…答えたくなければ答えなくていい。」と言った。
どういう事だ?
「…いや、特に何もしてないが…(真夜中におにょにぎゅっと抱きついただけだがこれを言うと、とても軽蔑した目で私を見るだろうから言わないでおこう。)どうした?」私はよくわからなかった。
「…なら別に構わん。だが、忠告しておく。
あいつはお前のことを「大嫌い」と言っていた。」
とリヴァイは唐突に言った。
「…そうか……!?」(どういう事だ)私は疑問しか浮かばなかった。