第12章 押してダメなら引いてみる
すると、2人のバケツは魚で埋め尽くされていた。
私は驚いた。
「え!?すごい…いっぱいある!なんでこんなに釣れるんですか?…やっぱり団長と兵長は違う…」と言うと、エルヴィンは
少し焦りながら
「それより、リヴァイが大変なんだ。…大事な場所を…」と言った。
私は何事かと思った。あの人類最強に何が起きたのか…。
「え!?どうされたんですか!?」(まさか、兵長の片腕がなくなった…とか…?)
私はリヴァイを見た。
しかし、なぜか後ろを向いていてこちらを見ていない。
「兵長!どうしたんですか?」と、私が言うと、二ファ達も来た。
「え?リヴァイさんがどうしたの?」と口々に言う。
だが、リヴァイは
「…ゲルガーを呼んでこい。お前らはいい…エルヴィンに頼もうと思ったが、ここの住民の方がいいと思った。」と至って冷静だ。
「いや、でも緊急事態なんですよね!あ、じゃあイルゼさん、そこの電話でゲルガーさんを読んで欲しいです!」と、二ファは言った。
そして、私もリヴァイの正面を見ようとするがリヴァイは拒否する。
「…おにょは見なくていい。」とリヴァイは何度も言う。
「ですが、兵長の身に何かあってからでは遅いので、私たちに出来ることがあればします!」
(で、でも、急がないと…)私はリヴァイの身に何か起こってしまってはダメだと思った。ましてや調査兵団の片腕のような存在である。私はそう思い、リヴァイの正面に向く。
「え!?何これ?」私はびっくりした。
「!?何これ?二ファ!知ってるの?」と、二ファに聞くと、
二ファは、
「なになに?
…あ、これね…
タコだよ…ふっ。しかも…股間に…ふはっ」と言い、二ファは笑いだした。
「タコ?何それ」私は分からず二ファに聞いた。エルヴィンもわかっていないようだった。
「これは、海に住んでる軟体動物なの!食べられるよ!でもリヴァイさんの股につくとか…あはっはっ、ごめんなさい…」二ファは笑っている。
「…すごい吸い付きだね…タコって…」私は呟いた。
(兵長の股間にへばりつくって相当やばいことしてるよ…タコさん…)
「ずっと引っ付いているんだけど…ふふっ…ねぇ、おにょ、普通に引っ張れば取れるよ…」と二ファは言って若干ツボっている。
「…私が取れって?別にいいけど。…兵長、タコ取りますね、失礼します。」
