第4章 団長と密会のような…
「そうですよ!兵長の言う通り、団長は疲れているんですよ!今日はゆっくり休んで下さいね!」私も兵長の意見に納得して答えた。
だが、エルヴィンは主張を諦めなかった。
「はぁ…君達は理不尽に巨人と戦い続けるのか。君達なら納得してくれると思ったのだが…
では、これを見てくれないか?」
と、エルヴィンは1枚の紙切れを私達に見せた。
その紙を見て、私達は驚いた。
…
そこには、私達の今いる島と、見たことも無い島が書かれていた。
印刷されている物なのかわからないがこれを書いた人は繊細な手つきだと思った。だが、とても古い紙であった。
「これはなんだ?」
リヴァイが聞いた。私も疑問に思っていた。何故なら、人類は、壁の外には巨人しかいないと思っているからである。
それに、島なんて1つしかないと思っていた。
「驚いたか、この島には私達と同じ人類が住んでいるそうだ。巨人が来たことは1度もないと…。なぜこの島が発見されたのかは未だにわかっていないが、とにかく、この島に住めば巨人から逃げられる。こんな美味しい話はないだろう。
しかし、この話は誰にも言っていない…君達だけが知った。」
(なぜ、エルヴィンはこんなことを知っているのだろう…
ずっと知っているなら巨人と戦わずに居られたのに。でも、今話したって事は…知らなかったのかな?まさか、誰かから…)
私は疑問に思ったが聞くのはやめた。たとえ、聞いても答えは帰ってこないと思ったから。
「それにおにょ、君が新しい場所へ行けば記憶を取り戻すかも知れないと思ったんだ。どうかな?少し出かけて見ないか?まずは下見をする予定だ。
リヴァイも納得したか?」と、エルヴィンが言う。
「…あぁ、そんな上手い話はねぇ。てっきりお前の脳にクソでも詰まっているのかと思った。」
と、リヴァイは納得したようだ。
「おにょもリヴァイも納得したようだな。では、来週3人で下見に行くとする。だから来週は開けておいてくれ。」と、エルヴィンが言った。
(え…早くない!?ていうか、私なんかが行っていいの?)
「了解だ。エルヴィン」リヴァイは快く了承していた。
「は、はい!わかりました。」私も言った。
「だが、くれぐれも厳密に。このことは誰にも言っていない。
ハンジにもだ。わかったな?」