第1章 はじまり
気がついたら私は気を失っていたみたいだ。
体がすごく重い…
体が拘束されているからだ。
横にはさっきのアランがいる。
回りは見たことのない豪華なものばかり。
壁には王様、王妃様、王子様、の大きな写真が飾ってある。あと王女様の絵が飾っている。
そして、極めつけの目の前にいる王様。
うん。写真通り。
なんで???
ここは何処??
どう考えても王宮だ。
私なんかが来てもいい場所じゃない。
そうだ!!アランに連れてこられたのだ。
理由なんて聞く暇もなかった。
何で連れてこられたのだろうか?
何かアランが呟いていた気もするがそれどころじゃなかった。
おそるおそる声に出してみる
「な、なんで私は連れてこられたのですか?」
アランが忘れてたかのように話始める
『そうだったな。まだ、話してなかったなぁ』
『お前には、この国の【王女】になってもらう』
「!?!?」
「えぇぇーー!!」