第4章 ブレスレット
探偵社には3人で行った。
向かう途中には何も話さなかった。
探偵社に着くと、いつものように国木田さんが「遅い!」と怒鳴っていた。
国木田さんの説教が終わると、私はナオミちゃんの所に行った。
ナオミちゃんが通う学校は今日休みらしい。
だから今日は朝から来ている。
『ナオミちゃん』
「あら、ちゃん。どうしましたの?」
『贈り物の意味ってしってる?』
「それは異性からですの?」
『うん』
ナオミちゃんは手を口元に当てて考える。
「何を貰いましたの?」
『ブレスレット』
私が言うと、ナオミちゃんは驚いた。
「それは、まあ……」
ナオミちゃんは教えてくれた。
「独占、束縛したい。って意味ですわ」