第6章 変身!ちぇんじまじっく!❥共通
(うわぁ、甘い...)
それはすごく甘くてあらゆるものの甘さを詰め込んだような味だった。
(何か変わったところあるのかな?)
そう思い、探してみたが、何も変わっているところはない。
(なんだぁ...インチキなのかなぁ)
少し残念に思ったが、頭を切り替えて、反物を選びに行った。
その夜。
私は反物買えたことに満足してごろんと横になっていた。
すると、急に眠気が襲い、私は意識を落とした。
翌朝。
(ん...)
私が起き上がると、いつもより何かが違う気がした。
自分の手を見ると、ふわふわの茶色の毛で覆われていた。
(えっ!?)
ふわふわの長い尻尾にくりくりとした目、茶色の毛並みは...
(リ、リスになってる!?)
声を上げようと口を開くもきぃきぃとした声しか出ない。
(嘘...)
まさか、あの薬のせいだろうか。リスになったところで私の好きな人の何が分かるというのか。
周りの風景がすごく大きく見える。
(どうしよう...)
とりあえず、廊下に出て助けを呼ばないと!!
そう思い襖を開けようとするが、重すぎて開かない。
(こんな襖って重いのーー!?)
必死で開けようとするが開かない。
(ああ、どうしよう...)
その時、すぱっと襖が開いた。
その襖を開けたのは...