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『イケメン戦国』永遠に紡ぐ恋ノウタ

第24章 消えない想いはいつまでも。『前編』❥明智光秀





私と光秀さんは恋仲になったばかり。


意地悪ばかりしてくる光秀さんだけど、時には、すごく、甘い。


そんな光秀さんのことが大好きだった。


そして、光秀さんも私のことを愛してくれていたと思う。

そう。あの時までは。
















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ある夜、私は光秀さんのお仕事が終わるまでとなりで起きて待っていた。


「光秀さん、まだ、終わりませんかぁ...?」

寝ぼけ眼で言う私に光秀さんが苦笑する。

「あぁ、もう寝てていんだぞ?」

「いや、光秀さんと一緒に寝たいんです、!」

私の返事に光秀さんは満足そうな笑みを浮かべる。

「ふ、そうか。ならもう少しだけ待っててくれ。もう終わる。」

「はぁーい。」





そんなこんなで光秀さんがお仕事を終えて...


私は光秀さんに腕枕をしてもらいながら眠りにつこうとしていた。

「光秀さん、おやすみなさい...」

もう目が限界になっていた私は話す暇もなく目を瞑る。


「あぁ、また明日な。...愛しているぞ。」


すると光秀さんが優しいで愛を囁いた。

「...はい、私もです...」

その声に安心しながらも私はそっと夢の中に意識を落とした。

そして、その次の朝からも、甘い一日が始まるだろうと、期待して。











でもそれは、期待に過ぎなかった。



















「ん、んん...」


私は微睡みの中でそっと目を覚ました。

(あれ、なんで畳の上なんだろう)

体に感じるひやりとした触感に気づいた。


まだ目を冴えていない中でそっと外を見るが、まだ外は暗い。

(私、昨日布団の中で、光秀さんに腕枕してもらってなかったっけ...?)

曖昧な記憶を引きずり出す。

(あれ、光秀さんはどこにいるんだろう)

そう思ってまだ重い体をそっと持ち上げた。





すると。








(あ、光秀さんいた..........え?)



光秀さんは昨日と同じように布団の上で眠っていた。


だけど一つ違うのは。






光秀さんの横に、私ではない、女の人がいること。




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