• テキストサイズ

『イケメン戦国』永遠に紡ぐ恋ノウタ

第23章 純白花嫁は貴方の為に❥豊臣秀吉





「華!!」


「はい!」


「華ちゃん!」


「はい!」





安土城のある針子部屋ではそんな声が響いていた。

その中心にいるのが、華。

華はたくさんの針子仲間と
たくさんの個性豊かな武将達に囲まれて、幸せのはず、なのに、華には悩みがあった。

それは...
















「おい、華〜!廊下を走るな!」












いつも大きい声で注意して来るあの人。



(っ、秀吉さん...)


華はもうその声を聞くだけで心臓がどきどきと高鳴ってしまう。


だが。この二人には大きな障害があった。


「秀吉さん!廊下走ってもこけないよ?」

華がそう言うと。



「いーや。お前が怪我すると俺が心配する。」

秀吉はお決まりのようにこう言う。


そう、ここまではいいのだが...


その後に付け足されるもう一言で華の心はずんっと沈むのだった。









「華は大切な妹みたいなもんだからな。」













屈託のない笑みでそう言う秀吉に何も言うことが出来ず、分かったよ、と返事をして歩き出すのだった。




そんな事をもう何回繰り返しただろうか。



秀吉さんにとって私はもう妹で確立してしまっているのだろうか。

華はふと思う。




(....だったら、嫌だな。)




なんて、自分の考えを無理矢理押しつけて安土城を歩いていく

華を熱っぽい視線で見送るのは...
















あの秀吉さん、だったり...?




















/ 487ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp