第2章 貴方と永遠に歩んでいきたい『後編』❥伊達政宗
「ねぇ、政宗」
「ん?」
あれから数週間経った頃。
「私、その、あの日に政宗のために反物を買ってたんだけど全然手つけられなかったから、少し前に作ってみたんだけど.どう?」
そういって華が見せたのは綺麗な蒼色をした羽織だった。
(さすがだな。綺麗に作れてる。)
「すごく上手に出来てる。早速明日着るな。」
「っ、ほんと!?」
そう目をきらきらさせて言う華は馬鹿みたいに可愛かった。
「お前なぁ、なんでそんなに可愛いんだよ...」
と、小声で言い、頭を抱え込む政宗を見て、
華は
(なんで頭抱え込ん出るんだろ?)
という事を考えていた。
もちろん、その後にめちゃめちゃに愛されたのだけど。
でも、華の指にはしっかりと輝くダイヤの指輪が輝いていた。
終。