第2章 貴方と永遠に歩んでいきたい『後編』❥伊達政宗
「おい、それでこの女どうする?」
「どうせなら遊んでいくか?」
「おっ、いいねぇ」
(っ、させるかよ!!!)
政宗はその小汚いやつらの前に立ち塞がった。
「よお、お前らか?俺をボコボコにしてくれるって言うのは。」
「政宗...!!」
華が信じられないと言ったような目で俺を見る。
(お前が困ってたら助けに行くに決まってんだろうが。)
一瞬意識を華のほうにやったが、その次にはもう男たちの方に向いていた。
「おい、こいつって...!!」
「あぁ。どくが...」
「独眼竜だがどうした??」
「ボコボコにしてくれるんだろ??」
それからはもう一瞬だった。
かかれえ!!!と、男たちが言ったのも束の間、その次の瞬間には政宗の拳が男たちの腹に入っていた。
「ゔぁぁあ!!」
「おい、こっ、こいつやべえぞ!!!」
「あぁ、さっさと退散だ!!!」
そう言って男たちは暗闇の中に慌てて姿を消していった。
「まさむね...」
「大丈夫か?なにもされてないか??」
「されてないけど...いいの?政宗。」
(?)
「なにがだ?」
「その、...行かなくて。あの女の人のところに。」
(?なんのことだ?)
「何のことだ??」
「っ、嘘つかないで!!」
突然華は叫んだ。