【金城剛士】あえてコトバにするなら【B-project】
第7章 絶頂エモーション.1
幸いにも、パリピの遙日によって、話の流れがメンバー愛の告白大会に変わった。
「僕も僕もーっ!漣、大好き!これからもよろしくねっ!」
「俺は愛してる♡」
明謙まで平和にいってたのに、健十が流れを戻しやがった。こいつ、絶対楽しんでる。帰ったら口聞いてやんない。
「俺の方が愛が深いです。」
ほら殿くんが張り合ってきたーーーー。
「僕の方がずーっと前から好きだもん!」
悠太は乗るな!!
「お前ら、いい加減にしろ。これ以上くだらねー話するなら、俺は帰る。」
ついに剛士の堪忍袋の緒が切れたらしい。
悠太が不満げに唇を尖らせた。
「ええー。漣ちゃんが誰を一番好きか、聞きたかったのにー。」
「僕はみんなのこと同じくらい大好き。だから仲良くお寿司食べよ。な、明謙。」
「うん!あ、剛士の頼んだポテトと唐揚げ来たよ!」
「チッ……」
「うげ、油の塊。信じられない。」
「愛染さん!Shut Up! お願いだから!」
遙日と明謙のフォローによって危機的状況は回避された。
僕達は残り時間も仲良くお寿司を頂いて、帰路についた。
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