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妖精の夢~Another Story~【気象系BL】

第4章  The fairy talks about love


ここは妖精界です。

このお話は本篇のストーリーと全く関係なく、
妖精さんの過去とか未来とか全く無視をしています。

五人の妖精は大人になり、それぞれが自分の道を歩んでいるぐらいの設定です。


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智は人間界から妖精界に帰ってくる途中、

また、遅い時間になってしまい、

翔達に怒られるのを恐れて、

近道をして帰ることにしました。


それが、すべての間違いだった・・・・

智「・・・近道なんか、すべきじゃなかった。」


誰かに声を掛けられたかと思って立ち止まった

突然、暗闇に引きずり込まれてしまったのだった。


智「くっ…!!」

冷たい土の上に躰を押し付けられ、

無理矢理、顔を上げさせられる。

数人の男達に取り囲まれていた。

自分には勝ち目がない事は明らかだった。


智「っ離せよ!!」

噛み付くように相手を睨み付けるが、

暗闇の中では何の効果もなかった。


「大人しくしててくださいね。

…痛い思いはしたくないでしょ」


そう言われて・・・

智は聞き覚えのある声に気づいた


智「っ…カズ!?」



智の問いかけに、相手のピタリと動きが止まる。




智「…か、カズだ、よね・・・。こたえて・・よ。・・・」

何も答えてくれない相手に・・


智は、不安に震えるえていた。


そして、先の見えぬ恐怖で、

躰からは異常な程に汗が吹き出していた。




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