第33章 scene6:君だけのHIME…にして?
まるで、トピュンと音がしそうな勢いで吐き出された僕の熱は、僕の手だけじゃとても収まりきらなくて…
「沢山出たね?」
ちょっぴり驚いたように目を丸くして、僕のお顔と手を交互に見た。
そして僕の手の中に溜まったミルクを指で掬うと、ペロリと舐めてから、
「すげぇ濃いんだけど(笑)」
クスリと笑って肩を竦めた。
ってゆーか、前はあんなに渋いお顔して、目を白黒させてたのに、平気…なの?
「美味しく…ないでしょ? あ、お水…」
まだ残っていた筈と思って、グラスに手を伸ばしかけたけど、
「美味しいよ、凄く美味しい…」
翔くんは凄く優しい笑顔で首を横に振った。
「本当…に? 無理してない?」
「全然(笑) つか、この顔が無理してるように見える?」
そう言って翔くんは片目を瞑ると、僕のパンティに手をかけ、ゆっくりと下ろした。
すると、漸く窮屈な所から解放された息子くんは、ブルンと勢い良く飛び出した。
「くく、今出したばっかなのに、もう元気になってる(笑)」
「だってぇ…」
自分でもビックリするくらい、シタくてシタくて堪んないんだもん。
だからこんなに元気になっちゃうんだよ…
「くく、嬉しいよ」
え…?
「俺も同じだから…」
あ…
翔くんが赤いパンツを膝まで下ろし、見事なまでに天井を向いた息子くんを揺らした。
「ホント…だ…、凄く元気になってる」
「でしょ? 俺も智くんと同じ、早く一つになりたくて我慢出来ないんだよ」
僕は翔くんが動く度に、右へ左へと頭を揺らす息子くんの根っこを握ると、思いっきり大きなお口を開けて、翔くんの息子くんをパクンと食べた。
多分予想してなかったんだろうね…
翔くんが一瞬腰を引こうとするけど、そうは智が卸さない(笑)
僕は翔くんの息子くんの頭を、音がするくらい強く吸った。