第30章 日常15:こんなの初めて♡
「んと…、翔…くん?」
少しだけ身体をお越し、翔くんのお顔と、まだ繋がったままのお股を交互に見ながら言うと、
「な、な、な、何…?」
翔くんのお顔がボッと赤くなって(笑)
「もう一回…、する?」
僕が聞くと、お顔を背けたままでコクリと頷いた。
ついさっき僕の身体を心配してたの誰よ(笑)
「で、でも、智くん身体キツクない?」
「僕なら平気。それに、僕もまだ足りないから…」
本音を言えば全然平気じゃないよ?
そりゃさ、撮影の現場なんかでは一日中…なんてこともあったから、慣れてるっちゃ慣れてるんだけど、何せ久しぶりだし…
それに、相手がプロの男優さんなら、僕だって”お仕事”として割り切ることが出来るけど、翔くんだもん…
これまで生きてきた中で、いっぱい恋もしたし、”この人”って思える人にだって出会ったけど、そんな人達の記憶なんか全部消し去ってしまうくらい、大好きな人に抱かれてるんだもん。
心臓だってずっとバクバクいってるし、腰だってガクガクしちゃって、全然平気なんかじゃない。
でも翔くんが望むなら…
何回でも…は無理かもだけど、翔くんが求めてくれる限り、僕は応えたいと思う。
ってゆーか、僕自身も望んでるんだけどね?♪
「いいよ、動いて?」
僕が言うと、翔くんは途端にお顔を綻ばせて、それから僕のおっぱいの辺りをトンと押した。
え…?
見事に翔くんの投げ出した足の間に転がされた僕は、驚く間もなく身体をひっくり返されて…
かと思ったら腰を高く持ち上げられて、四つん這いの格好になった僕は、肩越しに翔くんを振り返った。
すると翔くんは、息子くんが引き抜かれた蕾ちゃんをジーッと見つめてから、両方の指でガバッって…押し広げた。
「え、ちょ、ちょ、ええっ…」
そんなことしたら、中まで丸見えになっちゃうじゃん…
それ、超恥ずかしいんですけどぉ…
ってゆーか、未だかつてそんなこと、一度もないんですけど…?