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H・I・M・E ーactressー【気象系BL】

第19章 scene4:宴会場


「自分…で…?」

「そうよ」と頷いて、また髪を掻き上げるNINO。

その度に毛先が僕の脇腹を擽って…

「あんっ…」

僕の息子くんがズクンと痛みを伴いながら脈打つ。

ああ…、もぉ…、我慢出来ない…

僕は両膝を立て、浴衣の裾が肌蹴るのも構わず足を開いた。

パンティの上から息子くんに触れてみると、そこはもう布越しでもしっかりくっきり分かるくらいに、大きく盛り上がっていて…

「ほら、ちゃんとおっきくなってるとこ見せて上げて?」

「ん…」

僕は言われるがまま、パンティを少しずらすと、勢い良く飛び出た息子くんを握った。

すると、ハンディカメラがすかさず僕のお股に向けられ、僕はカメラにもちゃんと息子くんのお顔が見えるように、手を動かした。

「くくく、凄く可愛い♡ ご褒美上げなきゃね?」

「う…ん…、ご褒美…ほち…ぃ…」

「あ、でもその前に…」

NINOが僕の耳元に唇を寄せ、マイクが拾えないような小さな声で何かを囁いた。

「え…?」

聞き返そうとした僕の唇に、

「シッ、内緒♪」

NINOの人差し指が押し当てられた。

ってゆーかさ、そうゆうことならもっと早く教えてくれれば良かったのに…

そしたらさ、僕だってちゃんとプレゼント用意出来たのにさ…

このタイミングで、「今日私誕生日なのよ」って言われたって、僕困っちゃう。

ま、でも「プレゼントは可愛いHIMEちゃんで良いから」って言ってくれたし、それなら僕得意だしね♪

僕、NINOのために、う〜んと可愛いくしちゃお〜っと♡

あ、でもその前に…

僕は片手で息子くんを撫で撫でしながら、片手をNINOの頬に伸ばすと、そのままNINOのお顔を引き寄せ、真っ赤な唇にキスをした。

「え…?」

一瞬、戸惑ったような表情をするNINOに、僕は唇の動きだけで、「ハッピーバースデー、NINO♡」と言うと、途端に照れたように顔を赤くするNINO。

ふふ、NINOったらかぁわい♡
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