第14章 貴方(貴女)との日だまり
快晴な空、綺麗に満開に咲く桜並木の一つの根元で学生達が集まり、楽しそうなお花見をしていた。
「スゲェなここは。
満開に咲いた桜がいっぱいだ♪」
そう呟くキースに仲間達は微笑む。
その少し離れた場所には5人のメンバーがある者は生徒達の楽しげな様子を見て微笑み、またある者達は何故か火花を散らし、その様を見て苦笑いする者と日だまりが良くて居眠りに入ってる者も居た。
「皆楽しそうにしてる所をみていると今回の企画は良かったようだ」
そう言って微笑むのはファンド学園生徒会会長 ユゼ・ロング。
茶髪に黄土色の瞳で顔は上の中。
「当たり前ですわ。この季節に花見をしないなんて有り得ませんもの
今回は貴族と平民が分け隔てなく楽しめる様に細心配慮を致しましたわ」
そう言って胸を張るのは生徒会副会長 マドカ・キリュウ。
黒目、黒髪を水玉リボンでポニーテイルにしているぽっちゃりでb…。顔は中の中。
「うん。細かい事をやってくれたマドカには感謝してるよ」
「感謝なんて…恐悦至極に存じます(キャア〜♪ 会長からお褒めを頂けたわ〜!)」
内心で喜びに震えるマドカ。