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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第21章 ◇第二十話◇誤解を解く【調査兵団入団編】


ハンジが頼むお使いにはいろんなものがあるが、今日は兵舎へ客人を招いた時に出す茶菓子を兵団御用達の店でいくつか見繕ってくるようにお願いした。
そして、はハンジの期待通りに、渡した金額よりもだいぶ多めの茶菓子、さらに紅茶まで手に入れて帰ってきた。
ニヤニヤが止まらずにいるハンジに、ペトラは小さくため息を吐いた。

「ん?どうかした?」
「そのあと、壁外任務に出る前のミケさん達と一緒にお話しされてましたよね。」
「あー、そうだったかな。」

やけに今日の自分の行動について確認をされるな、と思いながらもハンジは答えた。
あれはちょうどが兵舎に戻ってきたときだった。
壁外任務の準備を終えて出かけようとしていたミケとナナバ、ゲルガーが声をかけてきたのだ。
お使いに行くとき、には私服で行くようにお願いしている。
どうしても制服で店に行くと構えられてしまう。兵士というのは敬遠されがちなのだ。
ミケとナナバ、ゲルガーはの私服姿を見るのが初めてで、任務前だというのに思わず声をかけてしまったようだった。

「ゲルガーはまだしも、ミケが女性に綺麗だとか言ってるのは面白…
 意外だったなぁ。
 まぁ、私から見てもの白いワンピース姿は可愛いからね。」

だからをお使いにやるのだ。
あのときナナバが言ったように、白いワンピース姿のは天使のようで、調査兵と知っている自分達が見ても兵士だとは思えない。
店主が鼻の下を伸ばしてオマケをつけまくるのも仕方がない。

「それなんです。」
「それ?」

困った顔をするペトラは、自分達がと離れた後に起こった出来事について教えてくれたー。
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