第34章 それでも君が好きなんだ。
赤司side
「赤司くんッッッ!!!!
キミが好きなんだーー!!!!」
弥生??
あれ?僕は幻聴まで……
いや、弥生も見える。僕はどれだけ弥生が好きなんだよ
幻覚まで見えてるよ……
呆れちゃうね。
早く飛び降りようか。
足を進めたその時
ぎゅっ
暖かい、心地よいよ。
弥生。
夢じゃないんだね?
僕は弥生に抱きしめられた。
「赤司くん。
聴いて?私ね、恋なんてしたことないからさ
良く分かんないけど……
私、赤司くんの事大好き。」
僕は涙が溢れた。
全く…
「弥生。本当にごめんな。
僕も弥生が大好きだ。
愛してる。」
そう言って
弥生の唇に
優しいキスをおとした。
愛してる。弥生。
今度こそ、キミを幸せにするからね。