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彼が引退するまで(ポートガス・D・エース)

第1章 生きて



ルフィとエースの腹に、赤犬の拳がめり込む。

2人とも貫通はしていなかったが、いづれも重症だ
「クソ...が...」
「エース...!!」

2人が倒れる

やだ、やだ、死なないでと伸ばそうとする手を___
誰かが掴み、そのまま物凄い勢いで放り投げられて..

「うおおお女!?と麦わら!?と火拳!?」
そんな私をキャッチしたのはバギーだった。
「お前らなんで飛んでんだよ!てか大怪我じゃねぇか!!!」
バギーのエースの持ち方が何となく不安で上半身をしっかりと抱きしめる

数秒後、潜水艦が上がってきた。

彼なら、彼なら助けられる....!!
「ん?」
バギーが疑問符を浮かべる
「麦わら屋をこっちへ乗せろ!」
「ムギワラヤ〜〜〜〜〜!?あァ、てめえ誰だ小僧!!」
「麦わら屋とはいずれは敵だが悪縁も縁!!こんな所で死なれてもつまらねェ!そいつをここから逃がす!!!!一旦俺に預けろ、俺は医者だ!」
「お願い、早くあの人に預けて!!」
私も叫ぶ
一刻を争うのだ、血がだらだらと流れていく感触を感じながら涙をながす
「だからどこの馬の骨だっつってんだ」

ああもう早く!おねがい!!!!
じれったさを抱えながら成り行きを見守る
「急げ!!!!”三人共”だ、こっちへ乗せろ!!」
エースもまだ治療出来るんだ、パッとローの方を私は見る。
バギーもごねてもどうにもならないと判断し、ローの方に私たちを投げた。

「よしっ!!任せたぞ”馬の骨ども〜〜〜〜!!せいぜい頑張りやがれ!!」
ジャンパールにがっしりと受け止められ、下ろされる。
「うわぁ!酷い傷だよ二人共..生きてるかな、急ご」

べっとりと手についた血をみて、なんとか足を引っ張るわけにはいかないと潜水艦の中に入った
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