星竜馬が最推しの腐女子はV3本編軸にトリップして太陽に吠える
第1章 星さん大変です
いや、この2人のことは知らないわけじゃない。寧ろよく知っている。赤松ちゃんには本編で何度も何度も泣かされたし、最原くんの林原閣下の声は親の声より聴いた。しかし今は状況がおかしい。
彼女達は、いつ画面の外から出て来たのか。PS4の画面でしか見たことが無い赤松ちゃんと最原くんは、まるでこれが世界の常識と言わんばかりに堂々と私の目の前にいる。
周りをよく見ればこの教室は、、才囚学園? 暗めの教室にモニターっぽい黒板、重々しい勉強机。間違いなく才囚学園一階の教室だった。なにこれ新手のドッキリ? ダンガンロンパV3クラスタの腐女子へのドッキリ?
「えっと、、」
「大丈夫?」
私が混乱している中でも時間は過ぎて行く。頭の整理が終わっていない私にもわかることは、ここはどうにかやり過ごす事だ。
『初めまして、私は真田飛鳥だよ!』