第8章 *亜久津仁(凛蘭さんリク)
亜久津「おい」
「な…にっ」
亜久津「こうなんのは俺だけか」
「は…ハァ?何言って…」
亜久津「こんなに濡らすのは俺だけかって聞いてんだよ」
「あ…当たり前じゃん…っ、てか…やめてよっ…」
亜久津「あ?テメー俺に指図すんのか」
「見られたらどうすんの…!」
亜久津「知らねぇな」
「もう仁…!」
亜久津「チッ」
「えっ…ちょ!ぬぁっ…!」
亜久津「っ…」
なりふり構わず俺はこいつに突っ込んだ。
今まで何回かやったことはある。けどこんなに早くはなかった。
腹がたってしょうがねぇ。
俺の知らねぇところで千石達に話しかけられてたのも、こいつを鼻の下伸ばして見てた事も、
…こいつが軽々と話を飲んでたことも全部。