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人類最強が見つけたクソガキ【進撃の巨人/リヴァイ】

第5章 生きてく強さ



確かに、サニーは不器用な私にいつだって付き合ってくれた。
賢い子だ。私が調査兵団を目指していることは分かっている筈だし、嫌なら私の訓練に付き合わず反抗する事だって出来たのにそんな事1度もしなかった。

ブラッシングを終えてサニーに角砂糖をあげるとバリバリと嬉しそうに食べてくれる。

「ねぇサニー?一緒に調査兵団に、壁の外へ行ってくれる?」

サニーがブフフン!と大きく鼻をならした。

「ホラね、サニー先輩は行く気満々よ」

リリアの言葉に私も笑ってしまった。
人間の言葉をサニーがどこまで理解しているのかは分からないけど私もなんとなくそんな気がしたからだ。


「私は巨人を倒す、その為に生きてきたし、強くなった。これからだってそう、巨人を殲滅するために死ねない、もっともっと強くなる。
それでね、サニーとずっと走り続けるから。
サニーがいてくれたら私、強くなれる。
だからこれからも、よろしくね。」

サニーが顔をグリグリと押し付けてくるのが「勿論よ」と言ってくれてるみたいで嬉しくてたくさん撫でてやる。


「あらラブラブね、妬けちゃうわ」
「なに言ってんの、リリアがいなきゃ今の私はないし、これからも一緒にいてくれなきゃ嫌だよ。」

憲兵でも何でもいいから長生きしてくれって言ったら怒ったじゃん。2発目の拳がとぶ勢いで。
あのとき言ってくれたよね、私が目的を果たすまで側で見届けるって。志半ばで死にそうになっても助けてくれるって。

お父さんから医学を学んでいたリリアは医療班として調査兵団に入る事を希望している。
シガンシナから内地に応診に行くこともあったらしいお父さんの腕は素晴らしかったそうで、リリアも訓練兵に重傷者が出ると医務室で先生の手伝いをする程の腕がある。

ついでに言うと私を殴ったあと手当てをしてくれたのもリリア。
思いっきり殴っておいて「女の子の顔を殴るなんて最低!」と何故かキースに文句をいっていたのが忘れられない。
キースに殴ったのはお前だと言われても「あんたが殴ったら骨折れちゃうわよ!顔面骨折した上に責任とるのがあんたじゃアーニャが可哀想でしょ!?」という謎の反論をしていた。
キースのお前の拳も充分やばいと言う突っ込みには激しく同意した。

文武両道で更にスタイルも良くて性格も良い。
私が本当に男だったら結婚したい位だ。



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