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人類最強が見つけたクソガキ【進撃の巨人/リヴァイ】

第2章 訓練




兵長は少し呆れたような顔をしたかと思うと自身の替刃を2枚私に差し出した。

「これと差し替えとけ、教官に説明しに行くのもめんどくせぇからな。」

「ありがとうございます!」

慌てて刃を受け取ったものの、え、これ人類最強の刃ですよね?いや刃は皆同じかもしれないけど、あわわわ大事にしよう!ご利益ありそう!



「で、お前の評価だがーー」

バカみたいな事を考えていた頭が一気に引き締まる。
ほぼ無意識に敬礼をした。


「立体機動、討伐共に悪くねぇ、ただしあくまでも訓練上の話だ。壁外では訓練中の力の7割出せれば良い方だと考えろ。
それとお前の馬、サニーと言ったか、お前との相性がかなり良いことは分かったが壁外じゃ他の馬に乗る可能性もある。調査兵団に入ったら早めに他の馬にも乗っておけ。サニーは連れてこい。申請すればここの馬も調査兵団に移せる。」


壁外で、調査兵団に入ったら、サニーは連れてこい…これは、もしかしなくても…



「リヴァイ兵長、自分は、調査兵団への入団を、許可して頂けたのでしょうか?」

あ、兵長また呆れたような顔を…

「許可もクソも、調査兵団は常に人員不足だ。
まぁお前は、これから先万が一憲兵団に入りたくなったとしても俺が引き抜くけどな」

ニヤリと口角を上げて残念だったな、なんて言われたけど残念なものか

引き抜くなんて、リヴァイ兵士長からそんな事を言ってもらえるなんて夢にも思わなかった。


不器用で、馬具の整備も立体機動も座学も、人より覚えるのが遅くて、焦り、でも必死に訓練してサニーにもたくさん助けてもらって、ここまできた。


私はもっともっと強くなる



調査兵団に入って巨人を殲滅するその日まで



「兵長!」

「あ?」

「自分は、必ず強くなります!調査兵団の、兵長のお役に立てるような兵士になります!」


あれ、今のは民の為とかエルヴィン団長の為とかって言わないとダメなところだった?

私の心からの言葉ではあったのだが不味かっただろうかと内心焦るが兵長は笑っている。


「待っていよう、お前が入団してくるのを。」


ぐしゃぐしゃと頭を撫でられて
あぁ兵長って小柄だけど手は大きいなぁなんて呆けた事を考えている間に兵長はじゃぁなと馬に跨がり帰ってしまった。

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