第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「憲吾……_ギュッ‥っ!」
憲吾はもう離さないと言わんばかりに腕の力を強めた。
「一緒に堕ちようゆり……地獄の果てまで……」
「っ……憲吾、本当にいいの?
今なら、まだ間に合うよ?罪を償うチャンスが……」
「どっちにしろ、お前は死ぬほうを選ぶんだろ?
自殺だって、地獄行きだもんな……」
「っ……」_ギュッ…
ゆりもギュッと憲吾を抱きしめお互いを確かめ合うと
体を少しはなしお互い見つめ合い銃口をお互いの心臓近くに当てた。
「銃、使えるのか?」
「ううん、初めてだよ?
でも、ロックを外したらあとは引き金を引くだけだから……
私もこれで、地獄に行けるから……」
その様子を見ていた宙と樹以外の圭吾達は慌てて二人の元に走り出した。
「っ駄目だ!!
憲吾ッ!!ゆりちゃんッ!!」
圭吾が2人に手を伸ばそとうした時……
_パパァンッ!!
「「っ!!」」
「「……。」」
2つの乾いた銃声の音が響き渡り
ゆりと憲吾はその場に崩れ落ちるように倒れた……。