第6章 ☆Story24☆ 救世主
「班田からゆりを取り戻す……。」
「はんっ……おもしれぇ……金狼、やれ。」
「ウゥゥゥゥ……ガアァァァァァァッ!!!」
再び技を出すため構える金狼、
憲吾はボクシングの構えをし目を閉じた……
_ゴゴゴゴゴ…「っ……」
オレンジの炎が憲吾の周りを纏いライオンの分身が現れた。
「っ憲吾……」
ゆりは憲吾を固唾を呑んで心配そうに見守った。
_ゴゴゴゴゴ…「……っ!」
そして憲吾が目を見開くと覇気は一気に憲吾の身体に吸収された。
「……いくぞ、」
「っ!?」
憲吾は再び拳を握りしめストレートパンチに入る構えをして
焦点を金狼に合わせた。
「っ……ウガアァアァッ!!」
金狼は一瞬身構えたが捨て身の覚悟で憲吾に技を仕掛けるが……
「ぉらあぁぁぁッ!!!」_ドゴオォッ!!
「っグワアァァァ……っぐ……!!」
憲吾のほうが数秒速く金狼の顔面目掛けて一直線にストレートを入れた。
ストレートを受けた金狼は5m以上弾き飛ばされた。
「「っ金狼さん!!」」
「っぅ……く…s_ガクッ……」
金狼は立ち上がることが出来ずその場で気絶した。
「……次は、お前らか?」
憲吾はギロッと金狼と一緒にいた5人に目を向けた。
「「っ……」」
5人は後退りをしその場に尻餅をついてしまった。
「ふんっ、だらしねぇ……結局は群れでしか行動できねぇ狼か……」
軽く金狼たちを見ると憲吾は鋭い視線を班田に向けた。
「……次はお前だ。
班田……」
「ふんっ……来い(嘲笑)」
「っ……!」_ダッ…!
憲吾はゆりと班田がいるパレットステージへ走り出し駆け上がった。
「っ班田……ゆりを放せ。
ゆりは何も関係ねぇだろっ」
「関係ねぇ?笑
はっ!笑わせるんじゃねぇ!」
「っ……なら、力尽くでもゆりを取り返す……!」
憲吾は班田に向かって拳を構えた……
「っ憲g_スッ…っ!?」
「っ!」