第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「いつまで現実逃避を続けるつもりなんだ?」
「俺は事実を言っただけです。
……昨日の夜だって、ゆりを見た。
男とレストランから出てくるところ……ゆりはアイツに
薬か何か飲まされて操られているんです。なら、早く助けないと……」
「っ……」
憲吾が何を言ってるのか分からず思わず後退りをする太輔。
「俺はゆりを助けますよ。
もう……圭吾たちも櫻井さんたちも信用するつもりはありません。
俺一人でも……助け出す……」
「っ三船くん何言って……ゆりが生きてるはず、ないだろ……?
しかもレストランから出てきた……?
たとえゆりが生きてて、組織に匿われてるとしたら
んなとこに行かねぇだろ普通……誰かと、見間違えたんじゃないのか?」
「違う。昨日見たのは確かにゆりだ。
ゆりは……生きてたんだ……」
「っ……っ!」_グイッ!
「……。」
『っお父さん……!』
太輔は我慢ならず憲吾の胸ぐらを掴んだ。
キラも思わず2人の元に駆け寄った。
だが憲吾はさっきと同様に気に留める様子はなくただ太輔を見た。
「っいい加減にしろよ……いつまで夢見たこと言ってんだよ……
ゆりが死んだって認めたくない気持ちはわかる……けどなッ!」
「……ゆりが生きてること、
知ったら凄く喜んでくれると思ったんですけど違ったようですね……」
「っわけわかんねーこと言ってんじゃねぇよ!!
っ三船くん……君おかしいよ……こんなこと、
ゆりの恋人に言いたくねぇけど今の君はおかし過ぎる……」
「おかしい……?俺が?」
「っ……三船くん……?」
口角を少し上げながら言う憲吾、
その様子がおかしいと思った太輔は目を見開いたまま憲吾を見た。
「……おかしいのはそっちだろ。
ゆりを死んだことにして、キラをその代わりにしてる……
アンタも、ゆりを見捨てたってことだよな?」