第5章 ☆Story23☆ 迫り来る恐怖
「っ……助けて……
助けて、パパ……」
ギュッと目を閉じるゆり、そして思わず父に助けを求めた。
「はっ!パパだってよ笑
中学生にもなってパパとかって呼んでんのかよ」
「結構ファザコンだったり?笑」
「っ……」
(なんでそんなに笑うの……親に助けを求めて、何が悪いのよ……!)
「……服の上から触るのも飽きたし、そろそろ……_モゾッ」
「っ!?///」
ゆりの両手を拘束しながら
体を触っていた男は背後から片手を伸ばし服の下に手を入れてきた。
「前っから思ってたけど、中学生のくせに結構いい胸してんな……
実は意外と触られ慣れてたり?笑」
「もしかして本当は前々から
キスマイの藤ヶ谷あたりとできてたのか?笑」
「っ私が好きなのは、憲吾だけです……!
藤ヶ谷さんは何m‥やっ!触らないでっ!///」
数人の男に上半身を撫でまわされるゆりは
なんとか抵抗しようとするが思うように体を動かせなかった。
「今度は下のほう触ってみようか?笑」
「っ……誰か、助けて……」
ゆりがぎゅっと目を閉じたとき……
「っ班田!!!」
「っ……!」
「はっ……ようやくお出ましか……
_憲吾、(嘲笑)」
「っ……憲…吾……」