第20章 ☆??ルート☆ Bad END
団司side
ゆりちゃんが、死んでしまった……。
俺らが何も出来ないまま、ゆりちゃんは死んでしまった……。
ゆりちゃん……
天国の彼女の元に無事に辿り着けただろうか……彼女の元に行けたなら、
ゆりちゃんの魂は少なからず救われるはずだ……。
俺は今、心にぽっかりと穴が開いたような感覚に襲われている……。
今ここに倒れているのがゆりちゃんだなんて、思えない。
思いたくない……。
なぜこんな事になってしまった?
なぜゆりちゃんが殺されなきゃならない?
なぜ、目の前にいる葛木警部補や櫻井総監は何も出来なかったんだ……
こんな事、言いたくも思いたくもないがアンタらがもっと
何か手を打っていたらこんな事にはならなかったはずだ……。
なぜ……こんな大事になる前にゆりちゃんを守らなかった。
なぜ保護しなかったんだよ……なのに、
なんで目の前にいる葛木警部補もそんな表情でゆりちゃんを見る?
なぜお前まで繋がりがあって、悲しみに暮れるような顔してるんだ……。
「……葛木警部補、貴方がどこまでゆりちゃんを知ってるかは
知りませんけど彼女は間違いなくゆりちゃんです……
ゆりちゃんは、誰かに殺されたんだ……いや、
例の組織に殺されたんだろ?
アンタらが捜査してる裏組織の……」
「っ……」
お前らのせいでゆりちゃんは組織に攫われて、
どんなに怖い思いをしたかもしれないのに……どのツラ下げて……
「っ……お前らは、
これまで何やってきたんだよッ!!!!!」
「っ!?」
「っ立、花……?」
お前らは、
今まで何を調べてきた?
ただ組織の内情を調べていたのか?
ゆりちゃんより国優先して、ゆりちゃんのこと怠ったのか?
誰かにこんなに感情を露わにしたのは、初めてかもしれない……
少なくとも、警察官を目指そうと思ってからは初めてだ。
それくらい、我慢がならなかった……。
目の前にいるアイツまで、
被害者ヅラしてるように見えて仕方なかった……。
それくらい、ゆりちゃんを失った悲しみは大きかった……。