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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第5章 ☆Story23☆ 迫り来る恐怖


ゆりside


太輔とゆりが朝食を食べている頃に目を覚ましたゆりは
自室で着替えをしていた。


『……ねぇねぇ、ご飯まだぁ?』

「っもう少しで終わるからちょっと待って!!
メイクもしなきゃ……」

『メイクはご飯食べてからでもいいじゃん!
どうせ今日は学校じゃないんだし!』

「……わかったわよ。
着替え終わったらご飯の支度するから……」


ゆりはほっぺを膨らましながら渋々と言った。


『じゃあ僕はダイニングに行ってるね〜』

「はいはい……」






_5分後


着替えを終えたゆりは
昨日炊いて残っているご飯を温めインスタントの味噌汁にお湯を注ぐ。


「ユウ、ご飯のお供はなにがいい?」

『じゃあ……梅干し!』

「オッケー……私は、しゃけフレークにしよ……」


現時刻は7時半ほど、太輔はちょうど仕事に向かったところだった。


『10時過ぎくらいに財前寺くんが迎えにくるんだっけ?』

「うん、着いたら電話するって。
終わり次第、試合会場に向かうの。」

『……ねぇ、』

「ん?」

『一応、涼介さんに迎えにきてもらったらどうかな?』

「なんで?」

『っだって……ちょっと、心配になったから……』

「そんな心配すること……?」

『っだって!
何かあってからじゃ遅いんだよ!?』

「っ!?」


いきなり声を上げるユウにびっくりするゆり。


『ゆりちゃんは……
もう少し危機感持ったほうがいいと思うんだ……』

「っユウ……」

『っもし何かあったら、僕はなにもできないんだよ!?
助けてくれる人が、いないかもしれないんだよ!?』

「っ……ユウ、そこまでして心配してくれるの……?」

『っ当たり前じゃん……だって僕は、
ゆりちゃんのおn…お友達だから……大切な、お友達だから……』

「……わかった。
ユウがそこまで言うなんて、よっぽどの事なんだね。
涼介さんに、連絡は入れておくよ。」

『うん……そうして……』

「……。」
(ユウ……いきなりどうしたんだろ……)


ゆりは不思議に思いながらも涼介に電話を入れた。


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