第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
「待たせて悪りぃ!A定食がB定食で迷ってよ(苦笑)
ってか先に食っててよかったんだぞ?」
「まだ時間ありますし大丈夫ですよ。」
「っゆりちゃんの彼氏って担任の先生!?」
「っまさか!
普通にキスマイの藤ヶ谷くんじゃなくて?」
「つーかゆりが荒木先生と一緒に昼飯食べるって
すげぇ絵面……」
さらに他の生徒達の注目を浴びるゆり達。
「っなんかすげぇ視線感じんだけど……」
「まぁ……多分、一番有名なのって私ですからねー笑」←
「だろうけど自分で言う!?」
「ちょっと言ってみたくなりました笑」
「ったく笑
……お!ゆりの弁当オムレツ入ってんの!?」
「私、パパと違って卵料理得意なんですよ!」←
ゆりはちょっとドヤ顔でお弁当を見せた。
「ゆりのお父さんって料理得意じゃないの?」
「普通に作れますけど卵料理だけ下手っぴなんですよ笑
特にオムライスは失敗率高くて……」←
「なんか意外!
家庭訪問の時はなんでもできそうなイメージあったんだけどなぁ……」
「意外とそうでもないですよ笑」←
「それ、お父さんの前で言うなよー?笑」
「言いませんよ……多分。笑」←
「多分かよ!」
「笑笑」
こうしてゆりは賑やかなまま剛太と一緒にお昼を済ませた。
話しながら食べていたのでお昼休みが終わるまであと15分になっていた。
「あ……次移動教室だからそろそろ教室戻らなきゃ……」
「うわもうそんな時間!
俺も授業の準備あるんだったわ!
……んじゃゆり、またHRでな。」
「はい、先生も授業頑張ってくださいね。」
「おうっ!」
2人は片付けをしお互い解散、ゆりは教室に足を進めた。
_教室
「ただいま。」
「おかえりゆり、お昼荒木先生とお昼食べてたんだって?」
「っなんで千鶴が知ってんの!?
もしかして千鶴も食堂にいた?」
「いえ、他のクラスの生徒が話してるのを聞いたのよ。」
「そんな話題に出るほどかな……」
「学園一有名なゆりと学園一個性的な先生が一緒にいれば
目立つに決まってるでしょ。」
「あははー……(苦笑)
って!そろそろ音楽室行かないと!」
こうしてゆりは久しぶりの学校生活を送るのだった。