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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第15章 ☆Story33☆ 決着


「っわかりました……涼介、もしゆり達が
ライブを続行するならOKの合図を出してやれ。」

「っわかりました!」

『……美澤社長、これはライブとは関係ないのですが、』

「はい、何でしょうか?」

『ライブが終わり次第、三船くんをホテルに連れて行きます。
ですが三船くんのことは貴方を含み山田くんとゆりちゃんのSP、
そしてご家族のみ……他の方は内密にお願いします。』

「っわかりました……では着き次第ご連絡お願います。
迎えの手筈を整えておきます。」

『ありがとうございます。では、また後ほど。』


こうして無線を切り瑛二はステージに目を向けた。
ステージではDolceとニセDolce、それぞれ手を取り合っていた。





『っいいの……?
私たちがステージにいても……』

「うん……だって、
お客さんは私たちが来る前でも凄く盛り上がっていたんでしょ?
それくらい、貴女たちのステージも凄いってことだよ。」

『っ……』


ゆりとニセゆりが手を取り合う中、
他のメンバーも手を取り合った。


「今度は一緒に踊ろうよ!
2人ならもっと凄いことできそうじゃん!」

『っ……えぇ!』


「そっちのローラースケート、凄かったよ!
2人の合わせ技やったらもっと凄いことできるんじゃない!?」

『うん!来夢も一緒に凄い技やりたい!』


「私たち、もう友達だよね?」

『っうん…!
顔が同じって、まるで双子みたいだね!』

「ふふっ…そうだね!」


『……私も、もっと笑いについて知りたい。
……教えてくれる?』

「ふっ……もちろん、喜んで。
ライブでも盛り上がるネタ教えてあげる。」


『貴女は、
どうしてアイドル活動も勉強も……どっちもそんなに頑張れるの?
勉強なんて、ある程度できてればいいのになんでそれ以上を求めるの?』

「私は勉強が好きだからよ。
勉強をすればするほど知識が頭に入ってくる、それが好きなの。
アイドル活動も、同じくらい私は大好き。好きだから続けられるのよ。」

『好き、だから……』

「えぇ……でも貴女まで同じになろうとしなくていい。
さっきゆりが言ったように、
貴女がなりたいって思った道を選べばいい。」

『っ……そうね(微笑)』



「……(微笑)」
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