第15章 ☆Story33☆ 決着
「よろしくね、来夢ちゃん!」
『っ……勝つのは、来夢だよ!!』
「来夢だって負けないよ!
……あ!キスマイ兄さんたちも見てくれてるかな!?
来夢の方がキスマイよりローラースケート上手だから見ててね〜♪」
来夢は中継カメラに手を振った。
そしてついに始まった来夢VSニセ来夢のローラースケート対決。
互いにレベルの高いパフォーマンスを繰り広げた。
この様子は日本にいるKis-My-Ft2の7人も見ていた。
_日本のテレビ局楽屋
キスマイは今日一日の仕事を終え楽屋に戻ってきており偶然にも
中継時間と被りせっかくなのでこのまま帰らず全員で見る事にしたのだ。
「なあなあ!ガヤのスマホからテレビに繋げて見ようぜ!」
タカシは専用のコードをタイスケに渡した。
「サンキューニカ!
……久しぶりにゆりちゃんに会える〜♪」
「おめぇは相変わらずだな……けどソウル公演は大好評だったし
今回はもっと凄いかもな。」
ヒロミツは相変わらずなタイスケを呆れながら見るも
中継は楽しみにしておりドリンクを片手に席に着いた。
「ゆりちゃんたちの成長、すげぇ早いもんなぁ……よし、
繋いだぞ!」
_ワイワイガヤガヤ…
それぞれ席に着き中継が繋がるのを待った。
ちなみにキスマイは中継前の様子は知らないので中継と繋がったと
思えば何故かDolce映っているのだが……
『世界中のみんなー!!こんばんは!!私たち!!』
『『Dolceです!!!』』
『今日はn「ちょっと待ったー!!!」っ!?』
「「っ!?」」
((なんだ!?))
いきなりの出来事にびっくりする7人。
カメラは少し横に移動し映されたのはなんとDolceの6人。
映像にはメンバーと同じ顔をした人物がそれぞれ一人ずついた……
「っゆりちゃんが2人いる!?
なになにどうなってんの!?バーチャル?ロボット!?
マジどーなってんの!?!?」
「っおい藤ヶ谷落ち着け!!いつも以上にキャラ崩壊してんぞ!」
タイスケは完全にテンパり、ヒロミツがなだめる。
だがそんなヒロミツも口をポカンと開けながら画面を見た……
「っこれから、何が始まるんだよ……」