第14章 ☆Story32☆ 逃げられない
「っ……もう、やだ……///
これ以上無理……///」
ゆりは涙を流し訴えた。
それを見た東郷は「はぁ」とひとつため息をつき頭をかいた。
「しゃあねぇな……
んじゃとりあえず風呂入るか……ついて来い。」
「っ……_フラッ…っきゃ…!」_ばふっ
ゆりが移動しようとした時
足元がおぼつきベッドの上に膝と手をついた。
「っ……」
「ったく……世話が焼ける奴だ。」_ヒョイッ
「っきゃ!?」
東郷はゆりを軽々と持ち上げ
お姫様抱っこしてそのまま専用の浴室に向かった。
ゆりは赤面させながら身を委ねた。
「っ……///」
どうやら浴室は部屋の中にも完備されているようで
脱衣所のところでゆりを下ろした。
「っあの……もしかして……」
「ここまで来てひとりで入らせるわけねぇだろ。
オレもシャワーくらいは浴びたいところだからな。そのついでだ。」
「っ……///」
(お風呂くらいは一人でゆっくり入りたいよ……)
断ることもできずゆりは体を少しでも綺麗にするために
やむなく一緒に入ることにした。
東郷は浴室に入るなりシャワーを手に取りお湯を出すと
ゆりの体を流すように肩からお湯をかけた。
「っ!?急に何するんですか!」
(急にお湯かけないでよ!)
「綺麗になりたいんだろ?オレが洗ってやるよ。」
「っ自分でできますから……!」
「人の好意は無駄にするもんじゃねぇぞ。」
「っそれとこれは別です……っちょ!?///」
案の定東郷はゆりの言葉を無視し
ボディーソープとスポンジを取り泡を立てるとその泡を手に取り
ゆりの背後に回るとそこから手を胸に回し
泡を乗せそのまま揉むようにしながら洗っていった。
「っぁ!///
やッ…自分でできるk‥ひゃっ!///」
「洗ってるだけなのに、随分淫乱な声出すんだな。」
「っちが…貴方がわざと……///」
「オレは隅々まで洗ってやってるだけだぞ。
やらしいこと考えてるのはお前だろ。」
「っ違うもん…んッ!///」
泡を滑らせ今度はお腹に手を移動させた。
今度はお腹を回すように洗い始めた。
「っくすぐったい……自分でやるからやm‥っあ!///」