第3章 ☆Story21☆ 動くそれぞれの歯車
「山田くん、ゆりちゃん……」
「「っ……!?」」
「っ……だ、れ?」
タイスケの後ろから1人の男性がゆりと涼介に声をかけ
2人は驚いた様子を見せた。そしてタイスケも後ろを振り返るが、
当然タイスケの知らない人物が立っていた。
「っ櫻井さん!
なぜ櫻井さんがここに……?」
涼介は驚いた様子でその人物の名前を呼んだ。
3人の前に現れたのは櫻井翔だった。
「っなんで櫻井さんが……」
(櫻井さんといえば、昔ママの事件を解決してくれた警視総監の……
何でここに……)
ゆりも驚いた様子で翔を見た。
「お久しぶりでございます。
実は、山田くんにお話がございまして伺わせていただきました。」
「っ僕に……?
っわかりました……あまり他の人には聞かれない方がいいですよね?」
「そうでございますね。
テレビ局側の方にはアポをとっております。
会議室を一室開けてくださいましたのでそこで……」
「わかりました。
ごめんゆりちゃん、しばらくの間、待っててもらえるかい?」
「っはい……」
「んじゃ用足し終わるまで俺とテレビ局内のカフェでお茶でもしてよ♪
局内だったら問題ないし!」
「ぇ……」←
「……。」
涼介は不服そうな表情を見せた。
「お時間は30分も取りませんので(微笑)
では山田くん、会議室のほうに行きましょうか。
早い方が良さそうですので。」
「そうですね。……藤ヶ谷くん、
くれぐれもゆりちゃんに変なことしないでよね。」
「っしませんから!!」
「ふんっ……ゆりちゃんに後から聞いて
もし何かしてたらお父さんに報告するからね。」←
「っ……だから何もしないっす!!汗」
涼介はタイスケに念を押し翔と共に会議室に向かった。
「……んじゃ、2人が行ったことだしカフェ行こっ♪」_グイッ
「っちょ!」
タイスケはゆりの腕を引っ張り1階のカフェに向かった。
_局内カフェ
「何がいい?俺が奢るよ!」
「……それじゃ、カフェオレで……」
「んじゃ俺もカフェオレ!」
2人はカフェオレを頼むことに、すると……
「僕にもカフェオレお願いします。」